一口に「ステータス」と言っても、内容は様々です。1つポケモンを増やすといった工程が、いかに大変であるが垣間見えますね。
以下、「フシギダネ」を凡例として記載します。
<仕組み・構造>
000514BA:フシギダネ
# | バイト数 | 構造要領 | 凡例 | |
---|---|---|---|---|
01 | 1 | ポケモンの内部番号 | 01 | |
02 | 1 | 種族値(数値) | HP | 2D |
03 | 1 | こうげき | 31 | |
04 | 1 | ぼうぎょ | 31 | |
05 | 1 | すばやさ | 2D | |
06 | 1 | とくこう | 41 | |
07 | 1 | とくぼう | 41 | |
08 | 1 | タイプ 03:どく、16:くさ、等 一つの場合は両方同じ値 詳細 |
タイプ1 | 16 |
09 | 1 | タイプ2 | 03 | |
10 | 1 | 捕獲率(数値) | 2D | |
11 | 1 | 基礎経験値(数値) | 40 | |
12 | 1 | 持っている事のある"どうぐ"の内部番号 値問わず、両方同じ値の場合、 持っていないものと判定される |
高確率 (約23%) |
00 |
13 | 1 | 低確率 (約2%) |
00 | |
14 | 1 | 性別比率(♀:♂) 00:♂のみ 1F:1:7 3F:1:3 7F:1:1 BF:3:1 FE:♀のみ FF:性別不明 |
1F | |
15 | 1 | 固定値:"64" | 64 | |
16 | 1 | 孵化サイクル数(数値) 設定値×256歩が孵化に必要な歩数 |
14 | |
17 | 1 | 固定値:"05" | 05 | |
18 | 1 | (不明):55 or 66 or 77 | 55 | |
19 | 1 | 固定値:"00" | 00 | |
20 | 1 | 固定値:"00" | 00 | |
21 | 1 | 固定値:"00" | 00 | |
22 | 1 | 固定値:"00" | 00 | |
23 | 1 | 経験値タイプ(レベル100到達時の経験値) 00:100万 03:105万 04:80万 05:125万 |
03 | |
24 | 1 | タマゴグループ 上位と下位に分けて格納 1:かいじゅう、7:しょくぶつ、等 一つの場合は両方同じ値 詳細 |
17 | |
25 | 1 | わざマシン/ひでんマシン/わざおしえ で覚える事のできる"わざ" ※詳細は後述 |
ブロック1 | 26 |
26 | 1 | ブロック2 | 1E | |
27 | 1 | ブロック3 | 3D | |
28 | 1 | ブロック4 | C4 | |
29 | 1 | ブロック5 | 86 | |
30 | 1 | ブロック6 | 18 | |
31 | 1 | ブロック7 | 45 | |
32 | 1 | ブロック8 | 00 |
■覚える"わざ"については以下の仕組みとなります。
①ブロック(※)毎に使う事のできるわざマシンを"1"、使う事のできないわざマシンを"0"として、番号順に、桁数の低い方から詰めていきます。
(※)ブロックはわざマシン8個区切りで、ブロック1の場合、わざマシン01~わざマシン08となります。
フシギダネについては、ブロック1の範囲では、わざマシン02、03、06を使うことができるので、以下のような値となります。
00100110
②この値を2進数として考え、16進数に変換します。
00100110 ⇒ 26
③他のブロックも同じように算出します。
ブロックについては「わざマシン/ひでんマシン/わざおしえ」の順で連番通りに割り当てがされています。
ブロック6まではわざマシンの単純連番、ブロック7・8は以下の割り当てとなっています。
ブロック7
1:わざマシン49
2:わざマシン50
3:ひでんマシン01
4:ひでんマシン02
5:ひでんマシン03
6:ひでんマシン04
7:ひでんマシン05
8:ひでんマシン06
ブロック8
1:ひでんマシン07
2:ひでんマシン08
3:ひでんマシン09
4:ひでんマシン10
5:(欠番)
6:(欠番)
7:(欠番)
8:(欠番)
ひでんマシン08・09・10は、わざおしえ「かえんほうしゃ・10まんボルト・れいとうビーム」に相当します。
このひでんマシンは、実際にアイテムとしても存在しますが、どうぐポケットに入り、使う事はできません。
この枠におさめる用途のアイテムと考えます。
<実践>
ピカチュウに「ひでんマシン02」と「ひでんマシン03」を使えるようにしてみます。両方ともブロック7に該当するので、以下のように変更します。
60(01100000) ⇒ 78(01111000)